昨日は、イブニングセミナー
牧野宗永さんの「北インド&仏陀のお話会」
参加してきました。

牧野さんのお話に引き込まれて、
あっという間の2時間
でした〜

私も今回、牧野さんにお会いするのは初めて
でしたが、ご存知ない方のために、牧野さんの
ご紹介を少し致しますね。

 
牧野宗永さんは、日本の仏教大学を卒業後に、
チベットへ渡り、故ケツン・サンポ・リンポチェに
師事。
約11年間チベットにて仏教を学ばれたそうです。

牧野宗永さんについては、こちらをご覧下さい。

著書:なぜ殺してはいけないか-生まれ変わりと因果の法則

 

今回は、「北インド&仏陀のお話会」ということで、

仏教とは何か?

 
お釈迦様の一生の物語から、
お釈迦様が何を考え、何を思ったのか、
お話して下さいました。

 
実際に、今年の4月末には、北インドの
「お釈迦様の聖地」を巡るリトリートも
開催予定とのことで、
現地の情報も交えながら
聞くことができました。
(地理が苦手な私でも、分かりやすかったです。)

 

さて、お釈迦様が、王家のご子息だった
というのは有名なお話
かと思います。

 
王族に生まれたお釈迦様は、
何不自由なく生活され、
結婚し、子供にも恵まれている中、
何か満たされない気持ちを
心の中に感じます。

 
そして、29歳の時。
地位も、家族も、名前も捨てて出家されます。

 
そこから、悟りをひらいたのは、35歳の時。


29歳から35歳で悟りをひらくまでの
6年間は、
1日で食すものは、「水1滴・ゴマ1つぶ」のみ
だったと言います。

 

普通では、考えらない苦行ですよね・・・

 

身体の骨だけではなく、血管や神経まで
浮き出てしまうほど、
苦しい修行に耐える中で、悟ります。

 
その悟りは、「中道」という悟りです。

「中道」とは、はりすぎず、ゆるみずぎず、
執着しないということ。

 
言葉にするのは簡単ですが、
執着しないということは
簡単なことではありませんよね。

 
情熱の想いが強すぎると、いつのまにか執着に
なってしまうことでになります。

 
家族など、愛する人に対する想いも、
時に執着になります。

 
このバランスは、頭で考えて、できるほど、
私達は、自分を俯瞰できない場合もありますが、

「今を生きる」

このことが、執着を手放すことだと
お話して下さいました。

 
そして、お釈迦様は、35歳から80歳で
亡くなられるまで、たくさんの教えを与えて
生涯を終えたそうです。
 

他にも・・・

♦︎亡くなる時に頂く戒名の話
♦︎北インド周辺の宗教争いの話
♦︎仏教にまつわる、三蔵法師の話
♦︎お釈迦様が亡くなられた時の話
♦︎瞑想のお話

などなど。


「なるほど〜」というお話を沢山伺いました。

どれも、心の奥に染み渡るような深いお話でした。
 
牧野さんもお話の中で言われてましたが、
こうしてお話を伺うと、私達の日常には、
仏教の考え方、文化が生きています。

 

例えば、

「北枕は、なぜ縁起が悪いのか?」

これは、お釈迦様が亡くなる時に、北枕で寝たことから、
そのように風習になったようですが、
実はこれは、縁起が悪いということではないそうです。

 
私も、北枕の方が身体休まるので北枕で寝ていますが、

この北枕はヨガに関係するようです。

 
個人的には、牧野さんのお話の中では、

「中道」のお話
「執着」のお話
「瞑想」のお話

が非常に印象的でした。

 
また、毎年4月8日「花祭り」が開催されます。

「花祭り」は、「灌仏会(かんぶつえ)」といい、
釈迦の誕生を祝う仏教行事です。

 
お祭りで「甘茶」をいただくのは、
お釈迦様が生まれた時に
産湯がなく、「甘茶」で代用したことから、
花祭りでは
「甘茶」を頂くようですよ。

 
今年は何かご縁を頂いたかなと思いますので
行ってみたいと思います。

 
最後に、主催してくださった、穴口恵子さん、
スタッフの皆様、
ご一緒した皆様、
ありがとうございました。

 

また、牧野宗永さんのお話を聞ける機会が
あるとのことなので、
次回が楽しみです。

 
こちらでも、情報をご案内できればと思います。

 

感謝。

 

 

panorama of mountain lake in the Alps